P-web*Books.FES 00も折り返し地点を超えて、残すところあと僅かになりました。
購入してくださった方、覗きにいってくださった方、有難うございます(人・∀・`)
今日はちょっと、そこで取り扱って頂いている絵本についてお話したいなと思います。
『ガラスの目のわんこからのおくりもの』は、ほんまひさえさんから知人を通してお声をかけていただき、絵を担当させて頂きましたもの。
「くんくん」という実在のわんちゃんを主人公にした作品です。
ちょっとネタバレになりますが、「くんくん」はある事故で目がみえなくなってしまいます。
この絵本の原稿を頂いたとき、「あ、私は同じ気持ちになったことがある!」と感じ、お受けしたいなぁと思いました。
その気持ちとは「障害をもつ人への特別視への違和感」です。
その違和感について説明するには、私はちょっと言葉足らずで上手く説明出来ないため、経験談をもとに説明させて頂きますね。
ちょっと?長くなるので、お時間のある方だけお付き合い頂ければ嬉しいです。
私には障害を持つ友人がいます。「くんくん」とは異なり、生れつき耳が不自由で音が上手く聞き取れず、そのせいであまり上手に発音が出来ない子です。
始めは戸惑いましたが、慣れていけば、彼女の大体の発音、手振り、表情で日常会話は問題ありませんでした。
彼女は読唇術が使えましたので、私は唇を読みやすく大きく開くだけで、会話はほぼ成り立つのです。
でも、それでも、周りの反応は人様様で、敬遠する人、見下す人もいたように感じられました。
また、彼女を特別視する人、必要以上に可哀相がる人もいました。
私は彼女と仲がよく、よく遊んでいたのですが、まるでその行為をボランティア活動のように褒める人もいて、内心変な気持ちになったものです。
私は彼女を他の友人と違うように感じたことはありませんし、彼女のハンデをサポートすることがあっても、それを特に面倒だとは思いませんでした。
彼女は自分のハンデに対し、読唇術や発声練習などで乗り越えようと日々努力をしていたのです。
彼女は自分のハンデそのものについて愚痴を言うことはありませんでしたが、ひとつだけたまに愚痴にする言葉がありました。
それは「もっと普通に接してほしい」。
ちょっと自分と違う相手に対し、すぐ交流を拒否するのって、どうなんだろう?
私には何だか勿体ない気がするのです。
また、過剰に気を使うのも違う気がするのです。
彼女は確かに不自由なところがあるかもしれない。だけど、その不自由な範囲を勝手に決め付けて、善意の名の元にその行為をさせない、彼女の努力を無視するのはどうなんだろう?
障害を持っているからって、それだけを理由に気構えることはないんじゃないかな?
もっと素直に向き合ってみたらいいのに…そしたら、きっと楽しいよ!
そんな気持ちを「くんくん」の絵本は思い出させてくれるのです。
絵本を手にとって下さった方に、この気持ちが伝わればいいなぁ。
あら、つらつら書き綴っていたら、凄い長文に!
最後まで読んで下さり有難うございます。
まとまりのない文章でごめんなさい(´>д<`)
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2010年09月26日
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ガラスの目のわんこからのおくりもの.
Excerpt: 本間 久枝さん作,ゆめめのとうもりゆみさん画の「ガラスの目のわんこからのおくりも
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